2017年 08月 18日
ムモンアカシジミの軌跡
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しかも産卵シーンまで目撃してしまった。
そしていくつかの卵を見つけ…
その時からこの蝶の成長を追いかけることが目標となりました。
GWも終わった5月の第2週。アリだけを頼りに樹幹を調べました。
いました!いました!
アリたちの集まる中心に。
同じような探し方で数匹確認することができました。
小さい。小さい。
おお!大きくなっている。
写真を並べてみると、アリとの対比で成長がわかると思います。
2匹一緒にフレームインするコたちがいました。
下のコはアリから逃れているのか、食べものを探しているのか、グングン歩いていました。
なかなか足が速くて、この薄緑色の地衣類まで25秒。
アリたちから一瞬解放されたものの、アリたちもすぐに集まってまた囲まれてしまいました。
樹幹を探してもいません。
枝の方に移動してしまったらしい…と、 clossianaさんが率先して探し始めました。
ええっ!こんなに葉っぱが繁ってしまった中から見つけるなんて…
と最初からあきらめ気味の私には見つけることができませんでしたが、clossianaさんは2匹見つけてくれました。
すごく大きくなっている!
もうかわいさのカケラも無い…と発見の喜びと同時に思いました。
そして2週間後。
clossianaさんの丹念な探索でも幼虫を見つけることはできませんでした。
アリがウジャウジャといる根本にしゃがみこんで葉っぱを一枚一枚めくりながら確認するなんて…
と、私はまた最初から遠慮願って他の虫たちを探してウロウロしていたのですが、
「見つけたぞ〜っっ!!!」の雄叫びを聞きつけアリのようにサササササッと駆け寄りました。
すごい。とうとう蛹までたどりつけた!
蛹の翅の部分はすでにオレンジ色が透けていてかわいかったです。
clossianaさんに持ち上げられた時にでも散ってしまったのか、最初はアリはいなかったのですが、すぐに集まりだしました。
蛹のことも大好きみたいです。
もう孵化しているコもいるみたいだと思いましたが、その時は幼虫を見つけることができませんでした。最後の写真の卵は当時は気付いていませんでしたが、今拡大してみるとこれから抜け出そうとしているように思えてなりません…
by papilabo
| 2017-08-18 16:44
| シジミチョウ科