2005年 08月 22日
ベニヒカゲ
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8日間もお休みがあったというのに、終わってみるとあっという間でした…
実家にいる間は庭での写真に専念していたのですが、休み明け初日は山形の月山で撮ったベニヒカゲを見ていただきます。
文章長くなっちゃいました。
ベニヒカゲは、これまで予定が合わなくて今回が初対面なのですが、
蝶の写真を撮るようになってから図鑑を見て、第一印象一番気に入っていた蝶でした。
月山のポイントは、高山とはいえ車ですぐそばまで行けるのがとっても楽ちんでした。
だけど、ロープで仕切られた木道からしか撮れないのがとっても歯がゆかったです。
なんと私、クモマベニヒカゲに続いてベニヒカゲのカップル成立まで見守ってしまいました。
今回もきっかけは羽化したてと思われるメスの発見です。
ロープの外の少し離れたお花畑にはたくさんのベニヒカゲがいるというのに、マクロレンズしか持ち歩いていない私には本当に遠い存在…
だから木道そばを飛んでいる蝶が遠くにでも見えたなら、走ってでも追いつきたい大事な存在…
件のメスはなぜかよろよろと木道と草の間に身体をすべりこませて休みました。
私はすぐに…これは女の勘でしょうか…羽化したてのクモマベニヒカゲのことを思い出したので、
登山者からガードするようにそばに立って観察することにしました。
しばらく休むと落ち着いたのか、木道に這い出て来て少しだけ飛んで草の上に翅を閉じたまま止まりました。
オスたちは相変わらず忙しそうにお花畑の上をメスを探してパトロールしています。
だけど翅を閉じているメスには気がつかないようです。
またしばらくして…彼女は翅を開きました。
これはオスに自分の存在を誇示しているのに違いありません。
ほどなくして一頭の幸運なオスが彼女を発見しました。
実は私がちょっと目を離した隙の出来事なのですが、それくらい一瞬にしてカップルが成立してしまいました。
木道からそんなに離れていない所に止まってくれた彼女には感謝ですが、草が邪魔していいアングルが狙えません。
それでもとりあえずずっと見ていました。
途中、パトロール中のオスが横恋慕してちょっかいをだしにやってきます。
すぐにあきらめて立ち去るのですが、また別のオスが見つけて飛んで来ます。
さらに別のオスが…
そうこうしているうちに、二頭は離れてしまいました。
すかさず横恋慕オスが彼女を口説くのですが、彼女は断固拒否なのでした。
しばらくメスは草の上でじっとしていましたが、やがてお花を求めて飛び立ちました。
これからはゆっくりお食事を楽しむのです。
あとはどんなにオスがまとわりつこうとも無視です。
お腹いっぱい蜜を吸ってお母さんになるべく栄養補給…
オスはメスのサインを見逃さないためにもお食事ものんびりできずに忙しく飛び回ってばかりでたいへんそうなのでした。
さて、一見幸運な私ですが、この日はひどい失敗をしてしまいました。
油断というのは本当に想定外のことを引き起こす…というか、いつも想定して注意していることを怠るのが油断…
当日は曇り気味だったこともあって、私は8分袖のTシャツを着て、日焼け止めを塗るのを怠ったのです。
帽子だとかスカーフはいつも通りにしていたのですが、手首だけが無防備でした。
耳なし芳一の耳みたいなものです。
悲劇に気付いたのは、山からとっくに降りて夕方本屋さんでお金を払おうとして財布を覗きながら手元を見たときです。
異様に真っ赤です。何故?理由に気がつきませんでしたが動揺を押さえてとりあえず支払いを済ませて外に出てから
袖を上げてみると、ものすごーくはっきりとした色の差が…
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜!!!!!
これが日焼けというものなのね。
いつも日焼け止めの効果を疑っていたけれど、いつも私を守っていてくれていたのね…
ピリピリするし、少し腫れてるし、熱をもってるし…冷却ジェルを貼って過ごしました。
そんな失敗がうっすらと今でも残っています…
実家にいる間は庭での写真に専念していたのですが、休み明け初日は山形の月山で撮ったベニヒカゲを見ていただきます。
文章長くなっちゃいました。
ベニヒカゲは、これまで予定が合わなくて今回が初対面なのですが、
蝶の写真を撮るようになってから図鑑を見て、第一印象一番気に入っていた蝶でした。
月山のポイントは、高山とはいえ車ですぐそばまで行けるのがとっても楽ちんでした。
だけど、ロープで仕切られた木道からしか撮れないのがとっても歯がゆかったです。
なんと私、クモマベニヒカゲに続いてベニヒカゲのカップル成立まで見守ってしまいました。
今回もきっかけは羽化したてと思われるメスの発見です。
ロープの外の少し離れたお花畑にはたくさんのベニヒカゲがいるというのに、マクロレンズしか持ち歩いていない私には本当に遠い存在…
だから木道そばを飛んでいる蝶が遠くにでも見えたなら、走ってでも追いつきたい大事な存在…
件のメスはなぜかよろよろと木道と草の間に身体をすべりこませて休みました。
私はすぐに…これは女の勘でしょうか…羽化したてのクモマベニヒカゲのことを思い出したので、
登山者からガードするようにそばに立って観察することにしました。
しばらく休むと落ち着いたのか、木道に這い出て来て少しだけ飛んで草の上に翅を閉じたまま止まりました。
オスたちは相変わらず忙しそうにお花畑の上をメスを探してパトロールしています。
だけど翅を閉じているメスには気がつかないようです。
またしばらくして…彼女は翅を開きました。
これはオスに自分の存在を誇示しているのに違いありません。
ほどなくして一頭の幸運なオスが彼女を発見しました。
実は私がちょっと目を離した隙の出来事なのですが、それくらい一瞬にしてカップルが成立してしまいました。
木道からそんなに離れていない所に止まってくれた彼女には感謝ですが、草が邪魔していいアングルが狙えません。
それでもとりあえずずっと見ていました。
途中、パトロール中のオスが横恋慕してちょっかいをだしにやってきます。
すぐにあきらめて立ち去るのですが、また別のオスが見つけて飛んで来ます。
さらに別のオスが…
そうこうしているうちに、二頭は離れてしまいました。
すかさず横恋慕オスが彼女を口説くのですが、彼女は断固拒否なのでした。
しばらくメスは草の上でじっとしていましたが、やがてお花を求めて飛び立ちました。
これからはゆっくりお食事を楽しむのです。
あとはどんなにオスがまとわりつこうとも無視です。
お腹いっぱい蜜を吸ってお母さんになるべく栄養補給…
オスはメスのサインを見逃さないためにもお食事ものんびりできずに忙しく飛び回ってばかりでたいへんそうなのでした。
さて、一見幸運な私ですが、この日はひどい失敗をしてしまいました。
油断というのは本当に想定外のことを引き起こす…というか、いつも想定して注意していることを怠るのが油断…
当日は曇り気味だったこともあって、私は8分袖のTシャツを着て、日焼け止めを塗るのを怠ったのです。
帽子だとかスカーフはいつも通りにしていたのですが、手首だけが無防備でした。
耳なし芳一の耳みたいなものです。
悲劇に気付いたのは、山からとっくに降りて夕方本屋さんでお金を払おうとして財布を覗きながら手元を見たときです。
異様に真っ赤です。何故?理由に気がつきませんでしたが動揺を押さえてとりあえず支払いを済ませて外に出てから
袖を上げてみると、ものすごーくはっきりとした色の差が…
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜!!!!!
これが日焼けというものなのね。
いつも日焼け止めの効果を疑っていたけれど、いつも私を守っていてくれていたのね…
ピリピリするし、少し腫れてるし、熱をもってるし…冷却ジェルを貼って過ごしました。
そんな失敗がうっすらと今でも残っています…
by papilabo
| 2005-08-22 18:09
| タテハチョウ科