2005年 08月 05日
クモマべニヒカゲの観察 その2
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もう4時近かったと思います。
たくさん写真を撮った後、あとはヒュッテを目指して歩き出しました。
もうすぐヒュッテだと思ってもなかなか足取りは軽くならず、すごくゆっくりしか登れない…
足下を確かめながら歩いていると、石段のようになっている登山道の真ん中に
うずくまるようにじっとしている何かを発見。
まさかクモマベニヒカゲだとは!
こんな所にいちゃ危ないよー!!
おそるおそる触れてみたけれど飛べないようでした。
おしっこのようなものをしてヨロヨロと少し歩いて翅を広げました。
あ、触覚がちぎれている…
かわいそうに、登山者のブーツに接触したのでしょうか?
いつからそうしていたのかわかりませんが、よくこんな軽傷で済んだものです。
とりあえずすくいあげて草の根元に置いてあげました。
…その夜は雨が降りました。
朝はあまり早く出掛けても蝶に会えないので、朝食の後純粋な登山者さんたちが出掛けてしまってから
のんびりコーヒーを飲んでから出掛けました。
夕方の食事前におやつを食べながら飲んだコーヒーもおいしかったし、
ウッドテラスはとても気持ちがよかったです。
昨日のコ、また同じ場所にいたらうれしいなー、と思いながら見覚えのある場所をのぞいてみると、
まだじっとしていました。
今度はすくいあげて陽の当たる枝先へ。
by papilabo
| 2005-08-05 13:21
| タテハチョウ科